2022年11月16日
ある一枚の写真をご紹介します。
昭和記念公園にて。奈良の若草山大文字焼きのような姿で軽快にトランポリンを飛ぶ子の姿を見ていただきたくて。
Sさんは学校が嫌いでした。おそらく今も大~好きではないはず。
でも学校とイフラボをいい感じで併用できるまでになってます。
イフラボに来てくれた頃は一生懸命ほかの仲間達と関わろうと頑張っていました。けど、な~んだかギクシャク・・で。
そこでイフラボアドバイザーの臨床心理士さんにどうしたらいいですか?と相談すると、「彼女は体を動かすことが得意だから運動することでコミュニケーションが取りやすくなるはずです。せっかくですからイフラボでも朝活動に運動を取り入れてください。学校にいかなくなるとどうしても運動量も減って体力が落ちますし、インドアの子も多いですよね。」と。ごもっともです・・。
イフラボではそういうこともあって朝30分ほど近所の公園でラジオ体操(第3もできます!)、バドミントンや長繩(今ではダブルダッチも!)を取り入れてます。
運動不足だった子たち、スタッフたちもSさんのおかげで運動を一緒に楽しめるようになりました。
私たち、やりたくないときもとりあえず動きます。やる気はあとからついてくるんです!
そして臨床心理士さんから教わったように、運動の後はSさんもリラックスできるのでコミュニケーションもスムーズになります。
いいおまけとして?!その後の朝勉強の時間帯はみんな集中力も上がって調子がいいかな~。
そんな生活が1年以上続いて・・・
気づけばSさんは、週5日の中でイフラボにいく日と学校にいく日を組み合わせて過ごすようになってます。
イフラボで活動を楽しめたり、頑張って達成感を味わえた翌日は学校にいくエネルギーがわくそうで「今日は学校に行きました!イフラボお休みします。」とお母さまから連絡が来る回数も徐々に増えていきました。寂しいです・・(;O;)が応援します!
その子にあったやり方をちょっと取り入れてみて、課題があればご家庭と力を合わせて一緒の方向で取り組んでみて。
って本当に大事だなと感じます。
イフラボには素敵な子たちが集まってくれているのですが、
今回はその一例として
自分らしくいられる安心安全の基地として、息抜きの居場所としてイフラボをご利用いただきながら
チャレンジゾーンが広がってきた子のご紹介でした。
最初のうちは週3回でイフラボ、残りの日を学校にいってたのもよかったと思います。
ここまで来るには色々ありましたよー。
それについてはおってまた・・。イフラボではペアトレ講座などもただいま練ってます!