2023年3月のアーカイブ


NYからザンビア人のデニーがやってきた!

活動報告

2023年3月6日(月)

今日は普段なら作文の日なのですが、スタッフの親友デニーが、はるばるニューヨークから東京マラソンのために来日する!とのことで急遽予定を変更してデニーを迎える会にしました。

デニーはザンビア人で、現在国連に勤めています。20年以上前に日本の大学院に留学していた時、同じ大学院にいた赤沼と同期でした。

再会は10年以上ぶり。フリースクールの話を伝えて、ザンビアや国連の話を聞かせてほしいと言ったら、快諾してくれました!デニー!本当にステキな友人なんです

みんな、質問をたくさん作って聞いてみるタイム。そうしたらデニーが

「ある男の子の話を聞いて欲しい」

と、ザンビアに生まれたある男の子の話をしてくれました。

その男の子は、わんぱく坊主。いつも走り回って継母に怒られていて、しばらく宣教師だったおじいちゃんの元に預けられます。

その男の子は、おじいちゃんと一緒にザンビアからアンゴラに旅をすることになりました。

すると、アンゴラで起きてた内戦が活発化してしまい、国境が封鎖されてしまいました。

食べるものも泊まるところもなくて、おじいちゃんと苦しみの数年を過ごします。安全な土地を求めて歩き回るから、もちろん学校にも行けないし、勉強どころではありません。

ようやく、数年後、国境が開かれて、ザンビアに戻ってくることができました。お父さんに会えた男の子は、涙が止まらないほど喜びました。

でも、騒ぎすぎちゃうその男の子。どうしても走り回って怒られてばかり。大好きなお父さんに会えたのも束の間、しばらくしてお父さんが亡くなってしまいました。

戦争で会えなくなって、会えるようになったのに。男の子はずっとオイオイ泣きました。いっぱいいっぱい泣いた後、勉強すると決心しました。いっぱいいっぱい勉強して、日本に留学しました。

男の子に家族ができました。男の子の夢は、安心して学べる豊かな学習環境を作ること。命を脅かされないで暮らせる環境を子どもたちに提供すること。男の子は、子どもが生まれてから、妻とともにNYの国連に勤めることに決めました。

そう。男の子の物語は、デニーの物語。

デニーは赤沼と同い年なので、45歳。日本とはまるで異なる人生に、みんななんて言っていいか分かりません。あまりに過酷な半生に、向かい合えない子もいました。

デニーは続けます。

みんなに伝えたいのは、どんな環境でも諦めないでほしいこと。笑顔で楽しく過ごしてほしいこと。学校には行かなくていい。日本の学校が窮屈なことをデニーは知っています。だけど、勉強は自分のために続けてほしいこと。

デニー、子どもたちに、沢山のことを教えてくれてありがとう。


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